覇

ニューヨークのマンハッタンに近いハドソン川の上空で８日正午ごろ、遊覧ヘリと小型機が衝突し、

そのまま川に墜落した。

救助・捜索隊が川から２人の遺体を収容した。

ニューヨーク市のブルームバーグ市長によると、

ヘリはイタリア人観光客５人と操縦士、

小型機には子ども１人を含む乗客２人と操縦士が搭乗していた。

市長は９人全員の生存が絶望的との見方を示した。

　ヘリは「リバティー・ツアーズ」という観光ヘリ会社が所有。

目撃者の証言などによると、マンハッタン西部のヘリポートから離陸した直後、

低空を飛行していた小型機がヘリの後部に突っ込んだという。

車輪など機体の一部がマンハッタンと川をはさんだニュージャージー側にも落下してきたといい、

近くにいた市民や観光客が一時パニックになった。

　ＡＰ通信によると、ヘリポートにいた別のヘリ操縦士が小型機の接近に気づき、

双方の操縦士に地上から無線で知らせようとしたが、間に合わなかった模様だ。

　事故当時は晴天で穏やかな天気だった。

現場のハドソン川は、摩天楼や自由の女神などを見物する遊覧ヘリや

小型機が飛び交う空路として知られている。

　ハドソン川では今年１月、バードストライクで航行不能となったＵＳエアウェイズの旅客機が

不時着し、乗員・乗客１５５人全員が無事だった。

ブルームバーグ市長は「今回は幸せな結末にならない」と述べた。


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せっかくの夏休み、事故だけは気をつけたいですね。


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